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僭号
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せんごう
ふりがな文庫
“
僭号
(
せんごう
)” の例文
とにかく昔の仏徒が弥勒の出世を
竢
(
ま
)
つ事、古いキリスト教徒がミルレニウムを竢ったごとく、したがって、中国や朝鮮で弥勒と
僭号
(
せんごう
)
して乱を
作
(
な
)
した者もありと記憶し
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
その玄宗皇帝の
御代
(
みよ
)
も終りに近い、天宝十四年に、
安禄山
(
あんろくさん
)
という奴が
謀反
(
むほん
)
を起したんだが、その翌年の正月に安禄山は
僭号
(
せんごう
)
をして、六月、賊、
関
(
かん
)
に
入
(
い
)
る、
帝
(
みかど
)
出奔
(
しゅっぽん
)
して
馬嵬
(
ばかい
)
に
薨
(
こう
)
ず。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
また昔弥勒と
僭号
(
せんごう
)
した乱賊あったと記憶のまま書き置いたが、確かに見出した例を挙げると高麗王辛禑八年五月妖民伊金を誅す、伊金は固城の民で自ら弥勒仏と称し
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“僭号”の意味
《名詞》
勝手に身分をこえた称号を名乗ること。また、そのような称号。
(出典:Wiktionary)
僭
漢検1級
部首:⼈
14画
号
常用漢字
小3
部首:⼝
5画
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僭
僭有
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