“袁彦道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんげんどう85.7%
ばくち14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、眼を血走らせているのは袁彦道えんげんどうの胴元、盆蓙ぼんござの周りには、十四、五人の男が、同じように、生唾なまつばを呑んで、よからぬなぐさみに夢中のてい
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兵藤 アハハハ、甚伍左とくると何の話でも袁彦道えんげんどうにもってくるからかなわん。さ、行こう加多氏、ハハハ、こんなところここだけではない、これだけでないぞ。
斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
見張りの眼を巧みに潜ってきた銀之丞が、閉め切った本堂の雨戸の隙間からチラチラ洩れる火影をのぞいてみると、正しく天下晴れての袁彦道ばくちの真盛り。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)