“袁譚”の読み方と例文
読み方割合
えんたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袁譚えんたん袁煕えんき袁尚えんしょうなどの若殿輩わかとのばらも、めいめい手痛い敗北を負って、続々、冀州へ逃げもどって来たので、本城の混乱はいうまでもない。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まだ充分意識もつかない父を、ふたたび馬の背に乗せて、長男袁譚えんたんが抱きかかえ、それから数十里を横道へ、逃げに逃げた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
袁譚えんたんは城を出て、その後備えを追撃した。そして殿軍しんがりの大将呂曠りょこう呂翔りょしょうのふたりをなだめて、味方に手懐てなずけ、降人として、曹操の見参にいれた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)