“袁祁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
をけ50.0%
おけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ天の下治らしめさむとせしほどに、平群へぐりの臣がおや、名は志毘しびの臣、歌垣うたがきに立ちて、その袁祁をけの命のよばはむとする美人をとめの手を取りつ。
伊弉本別いざほわけの王の御子、市の邊の忍齒の王の御子、袁祁をけ石巣別いはすわけの命、近つ飛鳥の宮にましまして、八歳やとせ天の下治らしめしき。
意富祁おおけ袁祁おけのお二人を左右のおひざにおかかえ申しながら、お二人の今日こんにちまでのご辛苦しんくをお察し申しあげて、ほろほろとなみだを流してきました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
みんなは、例の忍歯王おしはのみこのお子さまの意富祁おおけ袁祁おけのお二人が、播磨はりまの国でうしかい、うまかいになって、生きながらえておいでになるということはちっとも知らないでいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)