袁祁をけ)” の例文
かれ天の下治らしめさむとせしほどに、平群へぐりの臣がおや、名は志毘しびの臣、歌垣うたがきに立ちて、その袁祁をけの命のよばはむとする美人をとめの手を取りつ。
伊弉本別いざほわけの王の御子、市の邊の忍齒の王の御子、袁祁をけ石巣別いはすわけの命、近つ飛鳥の宮にましまして、八歳やとせ天の下治らしめしき。
ここに市の邊の王の王子たち、意祁おけの王、袁祁をけの王二柱。この亂を聞かして、逃げ去りましき。かれ山代やましろ苅羽井かりはゐに到りまして、御かれひきこしめす時に、ける老人來てその御かれひりき。