“袁世凱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんせいがい88.9%
ゑんせいがい11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袁世凱えんせいがいを気取るような無茶な野心家ではない、郡県の制や、泰西文物の輸入や、世界大勢順応は、むしろ素直に進んでいたかも知れない。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
小肥こぶとりの体にやや低い身長せい。鋭い眼光に締まった口。ああそれはかつての大統領、またそれはかつての支那の皇帝、袁世凱えんせいがいの姿ではないか!
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
だが、待つてさへ居れば果物は大抵落ちて来るもので、支那では袁世凱ゑんせいがいが落ちた。英国ではキツチナーが落ちた。袁世凱はヅリヤンの味を持たないで、その臭味だけを持つてゐた。