“若殿輩”の読み方と例文
読み方割合
わかとのばら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袁譚えんたん袁煕えんき袁尚えんしょうなどの若殿輩わかとのばらも、めいめい手痛い敗北を負って、続々、冀州へ逃げもどって来たので、本城の混乱はいうまでもない。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此處こゝ中學ちうがくあたりの若殿輩わかとのばらに、をかしきそのわけらせぬがかるべし、とおもふこそなほをかしけれ。
松翠深く蒼浪遥けき逗子より (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
豆相ずそうの近国でこそ、北条殿の息女といえば、どんな深窓の名花かと、見ぬすがたを、垣間見かいまみにでもと、あこがれる若殿輩わかとのばらもあるが、佳麗な容色は
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)