“若殿”の読み方と例文
読み方割合
わかとの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すれば、かうなってしまうた上(うへ)は、あの若殿(わかとの)へ嫁入(よめい)らッしゃるが最(いっ)ち良(よ)い分別(ふんべつ)ぢゃ。おゝ、ほんに可憐(かはいら)しいお方(かた)。彼方(あなた)に比(くら)べてはロミオどのは雜巾(ざふきん)ぢゃ。
江戸の都が、茫々として無人の原であった時分に、このあたりは、直衣狩衣(のうしかりぎぬ)の若殿(わかとの)ばらが、さんざめかして通ったところである。源頼朝はここへ二十万騎の兵を集めたそうな。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
若殿(わかとの)樣には去廿三日晝九ツ時より御瀉(くだ)しにて、晝の内十二度夜二十五度位の儀にて、八ツ時終に御卒去被レ遊候段、我々式は翌朝承候位にて、殘念如何とも申樣のあるものにて無二御座一候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)