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若殿
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わかとの
ふりがな文庫
“
若殿
(
わかとの
)” の例文
すれば、かうなってしまうた
上
(
うへ
)
は、あの
若殿
(
わかとの
)
へ
嫁入
(
よめい
)
らッしゃるが
最
(
いっ
)
ち
良
(
よ
)
い
分別
(
ふんべつ
)
ぢゃ。おゝ、ほんに
可憐
(
かはいら
)
しいお
方
(
かた
)
。
彼方
(
あなた
)
に
比
(
くら
)
べてはロミオどのは
雜巾
(
ざふきん
)
ぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
江戸の都が、茫々として無人の原であった時分に、このあたりは、
直衣狩衣
(
のうしかりぎぬ
)
の
若殿
(
わかとの
)
ばらが、さんざめかして通ったところである。源頼朝はここへ二十万騎の兵を集めたそうな。
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
若殿
(
わかとの
)
樣には去廿三日晝九ツ時より御
瀉
(
くだ
)
しにて、晝の内十二度夜二十五度位の儀にて、八ツ時終に御卒去被
レ
遊候段、我々式は翌朝承候位にて、殘念如何とも申樣のあるものにて無
二
御座
一
候。
遺牘
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
カピ妻 はて、
女
(
むすめ
)
よ、
次
(
つぎ
)
の
木曜日
(
もくえうび
)
の
朝
(
あさ
)
早
(
はや
)
う、あの
風流
(
みやび
)
な、
立派
(
りっぱ
)
な
若殿
(
わかとの
)
のパリスどのが、セント・ピーターの
會堂
(
くわいだう
)
で、めでたう
其方
(
そなた
)
を
花嫁御
(
はなよめご
)
にお
爲
(
し
)
やる
筈
(
はず
)
ぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
はれ、
無慚
(
むざん
)
な! こゝに
若殿
(
わかとの
)
が
殺
(
ころ
)
されてござる、のみならず、
既
(
も
)
う
二日
(
ふつか
)
も
葬
(
はふむ
)
られてござったヂュリエットどのが、つい
今
(
いま
)
がた
死
(
し
)
なっしゃれたやうに
血
(
ち
)
を
流
(
なが
)
して、
温
(
ぬく
)
いまゝで。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
“若殿”で始まる語句
若殿原
若殿輩