“若殿原”の読み方と例文
読み方割合
わかとのばら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見る人懵然ぼうぜんとして醉へるが如く、布衣ほいに立烏帽子せる若殿原わかとのばらは、あはれ何處いづこ女子むすめぞ、花薫はなかほり月霞む宵の手枕たまくらに、君が夢路ゆめぢに入らん人こそ世にも果報なる人なれなど
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
あの女を連れて参れとの御意なので、御前におりました若殿原わかとのばらが早速引き立てゝ参りました。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
幸か不幸か、道庵先生がソクラテスほどの哲人でなかった代りに、相手がギリシャの若殿原わかとのばらほどの弁論家でなかったから、霊魂は調和か、実在か、の微妙なところまでは進まず
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)