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懵然
ふりがな文庫
“懵然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぼうぜん
60.0%
ぼんやり
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼうぜん
(逆引き)
見る人
懵然
(
ぼうぜん
)
として醉へるが如く、
布衣
(
ほい
)
に立烏帽子せる
若殿原
(
わかとのばら
)
は、あはれ
何處
(
いづこ
)
の
誰
(
た
)
が
女子
(
むすめ
)
ぞ、
花薫
(
はなかほ
)
り月霞む宵の
手枕
(
たまくら
)
に、君が
夢路
(
ゆめぢ
)
に入らん人こそ世にも果報なる人なれなど
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
老余
(
らうよ
)
唯
懵然
(
ぼうぜん
)
として、走馬燈の回転するのを見るやうな、過去の追想をたのしむに過ぎない。
冬の夜がたり
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
懵然(ぼうぜん)の例文をもっと
(3作品)
見る
ぼんやり
(逆引き)
(
暑
(
あつ
)
い
日
(
ひ
)
で
直
(
すぐ
)
に
眠
(
ねむ
)
くなつたり、
懵然
(
ぼんやり
)
するものだから一
心
(
しん
)
に)
心
(
こゝろ
)
の
中
(
うち
)
で
考
(
かんが
)
へてゐますと、
突然
(
とつぜん
)
可愛
(
かあい
)
い
眼
(
め
)
をした
白兎
(
しろうさぎ
)
が、その
傍
(
そば
)
に
驅
(
か
)
け
寄
(
よ
)
つて
來
(
き
)
ました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「
善
(
い
)
いも悪いもあるものか、僕が引受けたからかまはんよ。遊佐、君の事ぢやないか、何を
懵然
(
ぼんやり
)
してゐるのだ」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
懵然(ぼんやり)の例文をもっと
(2作品)
見る
懵
部首:⼼
18画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“懵”で始まる語句
懵
懵乎
懵々
懵学無識
“懵然”のふりがなが多い著者
ルイス・キャロル
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
尾崎紅葉
高山樗牛
永井荷風