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懵然
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ぼうぜん
ふりがな文庫
“
懵然
(
ぼうぜん
)” の例文
見る人
懵然
(
ぼうぜん
)
として醉へるが如く、
布衣
(
ほい
)
に立烏帽子せる
若殿原
(
わかとのばら
)
は、あはれ
何處
(
いづこ
)
の
誰
(
た
)
が
女子
(
むすめ
)
ぞ、
花薫
(
はなかほ
)
り月霞む宵の
手枕
(
たまくら
)
に、君が
夢路
(
ゆめぢ
)
に入らん人こそ世にも果報なる人なれなど
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
老余
(
らうよ
)
唯
懵然
(
ぼうぜん
)
として、走馬燈の回転するのを見るやうな、過去の追想をたのしむに過ぎない。
冬の夜がたり
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
そして
牡蠣
(
かき
)
の
懵然
(
ぼうぜん
)
たるが如くに、彼等はそこに眠るんだ。
チチアンの死
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
懵
部首:⼼
18画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“懵”で始まる語句
懵
懵乎
懵々
懵学無識