“花嫁御”の読み方と例文
読み方割合
はなよめご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カピ妻 はて、むすめよ、つぎ木曜日もくえうびあさはやう、あの風流みやびな、立派りっぱ若殿わかとののパリスどのが、セント・ピーターの會堂くわいだうで、めでたう其方そなた花嫁御はなよめごにおやるはずぢゃ。
ただし女の児の遊戯に出て来るゴコは、ただの年若い娘ではなく、花嫁御はなよめごのことであったかと思う。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
其まゝに大きくして、内のよめにするのが多い。所謂いわゆるつぼみからとる花嫁御はなよめご」である。一家総労働の農家では、主僕の間にへだてがない様に、実の娘と養女の間に格別かくべつ差等さとうはない。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)