“差等”の読み方と例文
読み方割合
さとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其まゝに大きくして、内のよめにするのが多い。所謂いわゆるつぼみからとる花嫁御はなよめご」である。一家総労働の農家では、主僕の間にへだてがない様に、実の娘と養女の間に格別かくべつ差等さとうはない。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
煩瑣はんさなる階級の差等さとう、「おん」とか、「せさせ給ふ」とかいう尊称語を除いてみれば、後世の型にとらわれた文章よりも、この方が、よほど、今日の口語こうごに近い語脈を伝えていて
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)