“さとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
砂糖60.0%
佐藤20.0%
差等8.0%
左道4.0%
茶湯4.0%
鮓答4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これは、子供こどもべるものですね。」と、おばあさんはいいながら、って、砂糖さとうってきました。そして、二人ふたりは、めしにかけてべました。
片田舎にあった話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
えらいもんですね、おになんぞは矢張やつぱりつのりませう。婆「いゝえ、おにつのみん佐藤さとう老先生らうせんせいらしつて切つてお仕舞しまひなさいました。岩 ...
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
煩瑣はんさなる階級の差等さとう、「おん」とか、「せさせ給ふ」とかいう尊称語を除いてみれば、後世の型にとらわれた文章よりも、この方が、よほど、今日の口語こうごに近い語脈を伝えていて
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)
およそ左道さとう惑溺わくできする者は、財をむさぼり、色を好み、福を僥倖ぎょうこうに利し、分を職務に忘れ、そと財をかろんじ、義をおもんずるの仁なく、うち欲にち、身を脩るの行なく、うまれて肉身の奴隷となり
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
献斎けんさいの礼、茶湯さとうの供養。そして一座首ざす十坊主がいっせいに歌詠讃揚かえいさんようするお経の仰々しさ。それが、おごそかなればなるほど、石秀にはくすぐったかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かかる話は蒙古等の民がいた鮓答さとうを尊ぶから生じたであろう。鮓答は胡語ジャダーの音訳で、今日もアルタイ地方に鮓答師ヤダチてふ術士あり。能くこの石を用いて天気を制す。