“さどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茶道72.7%
佐藤9.1%
左道9.1%
茶童9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出雲松平家の茶道さどうに、岸玄知げんちといふ坊主が居た。ある時、松江の市街まちはづれをぶらついてゐると、きたなしやうの垣根に花を持つた梅の樹が目についた。
伊東新左衛門は、高野兵衛という少年を供にれていた。席のとりもちには、宿のあるじ佐藤さどう仁右衛門と娘のお雪が当り、お雪は二曲ほど琴を弾いて興を添えた。
「お前が殺して左道さどうへかえたものだろう」
陸判 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
稚子たちに雑って茶童さどうたちが、双六に興を催していたが、一斉に立って逃げてしまった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)