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茶道
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さどう
ふりがな文庫
“
茶道
(
さどう
)” の例文
茶道
(
さどう
)
はなるべく自己の
意匠
(
いしょう
)
によりて新方式を作らざるべからず。その新方式といへども二度用ゐれば陳腐に
堕
(
お
)
つる事あるべし。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
出雲松平家の
茶道
(
さどう
)
に、岸
玄知
(
げんち
)
といふ坊主が居た。ある時、松江の
市街
(
まち
)
外
(
はづ
)
れをぶらついてゐると、
穢
(
きたな
)
い
小
(
こ
)
百
姓
(
しやう
)
の垣根に花を持つた梅の樹が目についた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
しかし
琴
(
こと
)
、
生花
(
いけばな
)
、
茶道
(
さどう
)
によって教育され、和歌や昔物語によって、物のあわれの
風雅
(
ふうが
)
を知ってた彼の妻は、良人と共に、その楽しみを別ち味わうことができた。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
茶道
(
さどう
)
の
需
(
もと
)
めで、茶礼の器物がその重要な品目であった。人々はこの頃のものを「白薩摩」と呼ぶ。だが更に降って寛政に至り、その白陶は錦襴の絵附を受け、「絵薩摩」へと進んだ。
苗代川の黒物
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
すべて、
野暮
(
やぼ
)
ッたい人間を
軽蔑
(
けいべつ
)
するクセはあるが洗練された文化人ごのみの父としては仕方がない。その特性は、出入の
茶道
(
さどう
)
の師でも、植木屋でも、魚屋までが、より知っている所だ。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
奈良は常子の悪口通り引っ込み思案が勝っていて活動的でない
所為
(
せい
)
か、茶の湯がこゝで
源
(
みなもと
)
を発しました。利休の先生が
紹鴎
(
しょうおう
)
、紹鴎の先生が
珠光
(
しゅこう
)
、その珠光が当地で
茶道
(
さどう
)
を開いたのでございます。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
日本の
茶道
(
さどう
)
の基本趣味や、芭蕉俳句のいわゆる風流やが、すべて
苔
(
こけ
)
やさびやの風情を愛し、湿気によって生ずる特殊な雅趣を、生活の中にまで浸潤させて芸術しているのは
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
いやいや、まったく
茶道
(
さどう
)
もなにも
弁
(
わきま
)
えはいたさんが……どうにも、これは
快
(
こころよ
)
い音でござる。久しい長陣に、雄たけびや、馬のいななきのみ聞いていたせいか、甚だ、快いかぎりでござる。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“茶道”の意味
《名詞》
日本の芸道の一つで客を招いて茶器に入れた抹茶をたてて楽しんで上で礼式や作法を加えたもの。
(出典:Wiktionary)
“茶道”の解説
茶道(さどう、ちゃどう)は、湯を沸かし、茶を練(ね)るか点(た)てる、あるいは淹れ、茶を振る舞う日本伝統の行為(茶の儀式)。また、それを基本とした様式と芸道。
(出典:Wikipedia)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“茶道”で始まる語句
茶道具
茶道衆
茶道人
茶道口
茶道具屋