“座首”の読み方と例文
読み方割合
ざす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
献斎けんさいの礼、茶湯さとうの供養。そして一座首ざす十坊主がいっせいに歌詠讃揚かえいさんようするお経の仰々しさ。それが、おごそかなればなるほど、石秀にはくすぐったかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「……まして、お好きな道じゃ。それになお、伊賀におこりつつある山田申楽。御縁すじの手づるもあろう。座首ざすの小美濃をたずねて、座入りをお頼みなされては、どんなものか」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わけて座首ざすの山田小美濃こみのの芸風は、眼にのこっている。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)