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無慚
ふりがな文庫
“無慚”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
むざん
97.8%
ムザン
2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むざん
(逆引き)
こんな
無慚
(
むざん
)
な裏切りはない、どれほど非情な人間にも、こういう酷薄なまねはできないだろう、杉永のためにも生かしてはおけない。
失蝶記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
土煙がだんだん静まって、
無慚
(
むざん
)
にも破壊した車体が見えてきた。車体は裏返しになり、四つの車輪が宙に
藻
(
も
)
がいているように見えた。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
無慚(むざん)の例文をもっと
(45作品)
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ムザン
(逆引き)
それにしても
無慚
(
ムザン
)
なのは、孫を固く抱いたまゝ黒くなつて居たと言ふ——その、人をせつながらせる姿が、思ひがけなく、吾々の魁車像に割りこんで来てしまうたことである。
街衢の戦死者:――中村魁車を誄す――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
無慚(ムザン)の例文をもっと
(1作品)
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“無慚”の解説
無慚(むざん)(sa: āhrīkya、アーフリーキヤ)は仏教が教える煩悩のひとつ。
はじらいのないこと。なお、 慚とは、法灯明として自分の出世間たる仏の教えに照らして恥じる心のこと。
説一切有部の五位七十五法のうち、大不善地法の一つ。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち中随煩悩である。
五位七十五法の大善地法「慚」の逆の心作用。
(出典:Wikipedia)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
慚
漢検1級
部首:⼼
14画
“無慚”で始まる語句
無慚絵
無慚無愧
検索の候補
破戒無慚
無慚絵
凶悪無慚
凶暴無慚
懈怠無慚
所行無慚
放埒無慚
無慚無愧
非業無慚
“無慚”のふりがなが多い著者
作者不詳
壺井栄
三遊亭円朝
江戸川乱歩
蒲原有明
神西清
山本周五郎
尾崎士郎
泉鏡花
徳田秋声