“中學”のいろいろな読み方と例文
新字:中学
読み方割合
ちゆうがく60.0%
ちうがく40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中學ちゆうがくつても二人はくことをなによりのたのしみにして、以前いぜんおなじく相伴あひともなふて寫生しやせい出掛でかけてた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
小六ころく其時そのとき中學ちゆうがくて、これから高等學校かうとうがくかう這入はいらうといふ間際まぎはであつた。宗助そうすけて、「にいさん」とも「御歸おかへりなさい」ともはないで、たゞ不器用ぶきよう挨拶あいさつをした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
此處こゝ中學ちうがくあたりの若殿輩わかとのばらに、をかしきそのわけらせぬがかるべし、とおもふこそなほをかしけれ。
松翠深く蒼浪遥けき逗子より (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼女かのぢよ長男ちやうなんつとむゆめのやうに成人せいじんした。小學時代せうがくじだいから學業がくげふ品行ひんかうとも優等いうとう成績せいせきで、今年ことし中學ちうがくへると、すぐに地方ちはう專問學校せんもんがくかう入學試驗にふがくしけんけるためにつたのである。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)