“御歸”のいろいろな読み方と例文
新字:御帰
読み方割合
おかへ75.0%
おかへり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御歸おかへし下さる樣偏へに御願ひ申ますと眞面目まじめで云ふゆゑ居並ゐならびし役人共一同笑ひに耐兼たへかね眞赤まつかに成て居るにぞ越前守殿もわらはれながら好々よし/\御威光ごゐくわう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「やあ昨夜さくやは。いま御歸おかへりですか」と氣輕きがるこゑけられたので、宗助そうすけ愛想あいそなくとほぎるわけにもかなくなつて、一寸ちよつと歩調ほてうゆるめながら、帽子ばうしつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
いたはり介抱なし先々今宵は私がうちへ御泊り成いと夫より九助を同道して藤八は我が家へ來り門口かどぐちよりサア御客だ御湯を取れと亭主の聲に家内の者は立出たちいでてソリヤ旦那樣が御歸おかへりと云つゝ一どう出迎でむかう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)