“おかへり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御帰25.0%
御帰京25.0%
御帰宅25.0%
御歸25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御帰おかへりになつたら一日赤坂の別荘の方へ遊びにお出下いでください、ねえ。梅が好いのであります。それは大きな梅林が有つて、一本々々種の違ふのを集めて二百本もあるが、皆老木ばかり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
近頃、奥様の御容子ごようすが、何分どうも不審なので御座いますよ、先日旦那様が御帰京おかへりになりました晩、伊藤侯がはからずも媒酌人ばいしやくにんつて下ださるからとのお話で
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「あらツ」と、お花は驚き顔「ぢや先生は御不在おるすなんですね——まア——何時いつ御帰宅おかへりになるんですの」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
いたはり介抱なし先々今宵は私がうちへ御泊り成いと夫より九助を同道して藤八は我が家へ來り門口かどぐちよりサア御客だ御湯を取れと亭主の聲に家内の者は立出たちいでてソリヤ旦那樣が御歸おかへりと云つゝ一どう出迎でむかう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)