“相伴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうばん71.8%
あいともな11.5%
しやうばん9.0%
あひともな2.6%
あい1.3%
あいて1.3%
しようばん1.3%
つきあ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「次郎、おたべよ、……お芳さんもひとついかが。次郎が一人ではきまりが悪そうだから、あたしたちもお相伴しょうばんいたしましょうよ。」
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
と直ちに、相伴あいともなって、石井山の中腹まで上ってゆき、途中からすこし曲って、俗にかえるはなとよぶ所の一軒家まで導いた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほそ大根だいこを三四ほんぶらげて、今日けふ御馳走ごちそうつてたとつて、それを宜道ぎだうてもらつてつた。宜道ぎだう宗助そうすけその相伴しやうばんをした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
中學ちゆうがくつても二人はくことをなによりのたのしみにして、以前いぜんおなじく相伴あひともなふて寫生しやせい出掛でかけてた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
誘って、夕刻から相伴あいをしに来てくれ、語り残したこともあるで
ボニン島物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「エエエ、お相伴あいていたしますとも」
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
さうかと思ふと易断うらなひに非常な興味をつてゐる。石龍子せきりうし尾島某おじまなにがしを大いに崇拝する。代助も二三度御相伴しようばんに、くるま易者えきしやもと食付くつついて行つた事がある。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
長「おらア喰いたくねえが、少し相伴つきあおうよ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)