“しょうばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相伴90.3%
招伴6.5%
鉦板1.6%
鐘板1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんな遠慮はよしてくれ給え。僕は君のお相伴しょうばんに怠けちゃいられない。もう三年生だ。ソロ/\上の学校へ行く支度をするんだから」
村一番早慶戦 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
彼はしばしば猟の獲物を土産に持ってきてくれたので、僕もそのお招伴しょうばんにあずかった。
石ころ路 (新字新仮名) / 田畑修一郎(著)
哀々あいあいたる銅角どうかくを吹き、羯鼓かっこを打ち鳴らし、鉦板しょうばんをたたいて行く——葬送の音楽が悲しげに闇を流れた。兵馬みな黙し、野面を蕭々しょうしょうと風もく。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ギギギと、天井の遊体歯車の一個が活動しはじめると、何処かにかくれている鐘板しょうばんがジャンジャンとタイムの音を連震した。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)