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相伴
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あいともな
ふりがな文庫
“
相伴
(
あいともな
)” の例文
と直ちに、
相伴
(
あいともな
)
って、石井山の中腹まで上ってゆき、途中からすこし曲って、俗に
蛙
(
かえる
)
ヶ
鼻
(
はな
)
とよぶ所の一軒家まで導いた。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし
名
(
な
)
と
実
(
じつ
)
とが
相伴
(
あいともな
)
わねば、とかく誤りをきたしやすいから、名はできうるだけ明らかにしておくに
若
(
し
)
くはない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
ものの利害はそんな
処
(
ところ
)
で
相伴
(
あいともな
)
い
相償
(
あいつぐ
)
なっているというものだ——と二人はお
腹
(
なか
)
の中で思い合って歩いて居るのだ。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
たとひそれが
形影
(
けいえい
)
相伴
(
あいともな
)
はぬもので、実際は寧ろ男爵自身の乱行の反映と見た方が正しかつたにせよ、やはり幾分は彼女の病弱のせゐにしていいやうに考へられる。
垂水
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
しかし今日の東京になっては下水を呼んで川となすことすら既に滑稽なほど
大袈裟
(
おおげさ
)
である。かくの如くその名とその実との
相伴
(
あいともな
)
わざる事は独り下水の流れのみには留まらない。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
しかれども意匠の狂と言語の狂と
相伴
(
あいともな
)
ふを要す。意匠狂して言語狂せざる者あり、狂人の時として
真面目
(
まじめ
)
なるが如し。意匠狂せずして言語狂する者あり、常人の時として狂せるまねするが如し。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
ほどなく秀吉と官兵衛とは、
相伴
(
あいともな
)
って、この席へあらわれた。ここへ臨むまでに、二人の間には、すでに基本の方針は一致していたこと勿論である。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
相伴
(
あいともな
)
って、
館
(
やかた
)
の奥にはいり、ここで中国の一味同心の
輩
(
ともがら
)
と会った。黒田官兵衛はその紹介者である。そして異心なき旨をちかい、順々に、名乗りあった。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
斎藤方の柱石といってもよい
西美濃
(
にしみの
)
の三人衆——
稲葉伊予守
(
いなばいよのかみ
)
、
安藤伊賀守
(
あんどういがのかみ
)
、
氏家常陸介
(
うじいえひたちのすけ
)
の三名が、
相伴
(
あいともな
)
って
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“相伴”の意味
《名詞》
相 伴 (しょうばん)
宴席などで、正客に混じり同じようにもてなしを受けること。
(出典:Wiktionary)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
伴
常用漢字
中学
部首:⼈
7画
“相伴”で始まる語句
相伴役