“兵站監部”の読み方と例文
読み方割合
へいたんかんぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
将軍を始め軍司令部や、兵站監部へいたんかんぶの将校たちは、外国の従軍武官たちと、そのうしろの小高い土地に、ずらりと椅子いすを並べていた。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
兵站監部へいたんかんぶのある大尉なぞは、この滑稽を迎えるため、ほとんど拍手さえしようとした。ちょうどその途端だった。突然烈しい叱咤しったの声は、湧き返っている笑の上へ、むちを加えるように響き渡った。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)