“兵衛”のいろいろな読み方と例文
旧字:兵衞
読み方割合
ひょうえ58.3%
べえ37.5%
べゑ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甚太夫じんだゆう主従は宿を変えて、さらに兵衛ひょうえをつけ狙った。が、その四五日すると、甚太夫は突然真夜中から、烈しい吐瀉としゃを催し出した。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
なわもむしろもない金の草鞋わらじに太鼓判でしよ、慶徳院さまの御治世に臼鉢うすばち兵衛べえという速足がいたそうでし、間坂山が崩れて七郷の田が流れたとき
評釈勘忍記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
私も写真の中にうつってゐます。第二が『わなに注意せよ。』これは私共のこん兵衛べゑが野原でわなにかかったのをいたのです。絵です。写真ではありません。
雪渡り (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)