“拔群”のいろいろな読み方と例文
新字:抜群
読み方割合
ばつぐん57.1%
ばつくん35.7%
ばっくん7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
振り返つてニツコリする顏は二十六七、大年増と言つて宜い年配ですが、淋しいところはあるにしても、兄の杉之助に似て、拔群ばつぐんのきりやうです。
銭形平次捕物控:167 毒酒 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
話にも聞きつらん、祖先兵衞ひやうゑ直頼殿、餘五將軍よごしやうぐんつかへて拔群ばつくんの譽を顯はせしこのかた、弓矢ゆみやの前にはおくれを取らぬ齋藤の血統ちすぢに、女色によしよくに魂を奪はれし未練者は其方が初めぞ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
マーキュ 白癩びゃくらい、あのやうな變妙來へんめうらいな、異樣おつ氣取きどった口吻ものいひをしをるやつくたばりをれ、陳奮漢ちんぷんかんめ! 「イエスも照覽せうらんあれ、拔群ばっくん劍士けんしでござる! いや、拔群ばっくん丈夫ますらをでござる!」