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拔刀
ふりがな文庫
“拔刀”のいろいろな読み方と例文
新字:
抜刀
読み方
割合
ぬきみ
81.8%
ばつたう
18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬきみ
(逆引き)
叔父の與三郎は、物も言はずに、お信をかき退けると、
拔刀
(
ぬきみ
)
を葛籠から引き拔いて、二三度手を滑らせ乍ら、あわて氣味に蓋をあけました。
銭形平次捕物控:285 隠れん坊
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「いや、この儘では、大井久我之助樣もお氣がお濟みになるまい。
拔刀
(
ぬきみ
)
で脅かされた私も、町人ながら諦めきれません」
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
拔刀(ぬきみ)の例文をもっと
(9作品)
見る
ばつたう
(逆引き)
「そして、足場の下へ——丁度隙間を覗いて居る清五郎が踏板を滑つて落ちた時、その身體へ眞つ直ぐに突き立つやうに、下の横木に
拔刀
(
ばつたう
)
の長脇差を切尖を上へ向けて縛つて置いたのだ」
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其
(
そ
)
の
夜
(
よ
)
、
天滿與力
(
てんまよりき
)
の
何某
(
なにがし
)
が、
門前
(
もんぜん
)
の
旅籠屋
(
はたごや
)
に
泊
(
とま
)
り、
大醉
(
たいすゐ
)
して
亂暴
(
らんばう
)
し、
拔刀
(
ばつたう
)
で
戸障子
(
としやうじ
)
を
切
(
き
)
り
破
(
やぶ
)
つたが、
多田院
(
ただのゐん
)
の
寺武士
(
てらざむらひ
)
は
劍術
(
けんじゆつ
)
を
知
(
し
)
らないので、
取
(
と
)
り
押
(
おさ
)
へに
行
(
ゆ
)
くことも
出來
(
でき
)
なかつたといふ
話
(
はなし
)
を
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
拔刀(ばつたう)の例文をもっと
(2作品)
見る
拔
部首:⼿
8画
刀
常用漢字
小2
部首:⼑
2画
“拔”で始まる語句
拔
拔群
拔出
拔目
拔荷
拔身
拔放
拔足
拔道
拔駈
“拔刀”のふりがなが多い著者
上司小剣
野村胡堂