“拔荷”の読み方と例文
新字:抜荷
読み方割合
ぬけに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸へは諸國の荷が集まるからかへつてわからない道理だ、——現にお前の夫の吉三郎を殺したのも、その拔荷ぬけにで入つた南蠻祕法なんばんひはふの毒藥だ
大川筋の船、大きいのは五百石、千石づみから、小さいのは釣舟、緒牙船ちよきぶねにいたるまで、虱潰しらみつぶしに調べあげられた結果、拔荷ぬけにを積んだ船が一艘發見されました。
弱つたなア、拔荷ぬけにを扱ふ人間は口が固いから、此處で荒立てると、親船が判らなくなる。大川から芝浦、洲崎へかけて、あんなに澤山船が居るから、どれが拔け荷を