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抜荷
ふりがな文庫
“抜荷”の読み方と例文
旧字:
拔荷
読み方
割合
ぬけに
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬけに
(逆引き)
彼は
抜荷
(
ぬけに
)
買いというもので、
夜陰
(
やいん
)
に船を沖へ乗り出して外国船と密貿易をするのであった。密貿易は厳禁で、この時代には海賊と呼ばれていた。
心中浪華の春雨
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
そこで百石積の玄海丸という
抜荷
(
ぬけに
)
専門の帆前船を探し出して顔なじみの船頭に酒手を遣り、水揚人足に命じて車の上の荷物を全部積込ませると
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「俺の見当では、たぶん
抜荷
(
ぬけに
)
を扱っていたのだと思う、——抜荷というと何でもないようだが、こいつは大変な
御法度
(
ごはっと
)
で、露顕すると獄門にも
磔刑
(
はりつけ
)
にもなる」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
抜荷(ぬけに)の例文をもっと
(3作品)
見る
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
荷
常用漢字
小3
部首:⾋
10画
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