“請出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うけだ94.1%
うけいだ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「若旦那が、女遊びに身を打込むとか、花魁おいらん請出うけだして、内儀にされたといふなら、御主人は、あまりお小言も言はなかつたでせうね」
数年前に吉州という評判の名妓めいぎ請出うけだし、ふっと姿をかくした利左衛門りざえもん、それが、まさか、と思えども見れば見るほど、よく似ている。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
見合みあはせ文藏樣は只一人の御子と云那程までに御執心ごしふしんの事なれば彼女を請出うけいだし御よめになされて然べし欠替かけがへのなき御子の事萬一もし不了簡抔ふれうけんなどあらば何となされ候やこゝの所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
八百兩にて請出うけいだよめとなし吉之助きちのすけ勘當かんだうをも免し目出度めでたく夫婦ふうふとして喜八夫婦には横山町よこやまちやう角屋敷かどやしき穀物店こくものみせに三百兩つけあたへ家主平兵衞へいべゑへはみぎ横山町よこやまちやう地面ぢめん間口まぐちけん奧行おくゆき十八けん怙劵こけん種々いろ/\音物いんもつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)