“請待”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうだい50.0%
しやうだい21.4%
しょうたい21.4%
せいだい7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでこの懇親会の輪番幹事の一人たる畑が、秋水を請待しょうだいして、同郷の青年を警醒けいせいしようとしたのだと云うことは、問うことをもちいない。
余興 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
八月十二日に蘭軒は岸本由豆流きしもとゆづる請待しやうだいせられて、墨田川の舟遊をした。相客は余語古庵よごこあん万笈堂まんきふだう主人とであつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
夫婦は大層喜んだが、長野から請待しょうたいした産科のお医者が、これまで四十の初産ういざんは手掛けたことがないと云って、まゆひそめたそうである。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
元来地方有志なるものの難有ありがた迷惑な厚遇に辟易へきえきしていた私は、私を請待せいだいしてくれたある教育家の団体へあらかじめ断りの手紙を出して、送迎とか宴会とかあるいはまた名所の案内とか
疑惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)