“しょうだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
請待36.8%
招待31.6%
昭代15.8%
掌大10.5%
鐘台5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女はひどく驚いて家主の女を呼んで、医者を請待しょうだいする事を頼んだ。家主の女が出て行った、ぐ跡で、男は目をいた。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
天竜院において立派に法事を営み、親方の養子夫婦は勿論兄弟弟子一同を天竜院へ招待しょうだいしてときふるまい、万事とゞこおりなく相済みまして、呼ばれて来た人々は残らず帰りましたから
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
どうか昭代しょうだいをして、不祥の名を負わせないように、閣下の職務を御完おまっとうし下さい。
二つの手紙 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
世間は名利にはし煩悩ぼんのうに苦しめられ、掌大しょうだいの土地の上に気違ひの如く狂ひまはるを、歌人はひとりこれを余所よそに見て花に遊び月にたわむれ、無限の天地に清浄の空気を吸ひをるなり。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
ところで、この仙境は、その日とつぜん、眼をさましたように、一山の鐘台しょうだいから鐘の音をゆり起した。木々は香露こうろをふりこぼし、園の仙鶴は羽バタき、全山の禽獣きんじゅうも、一せいに驚き啼いた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)