“香露”の読み方と例文
読み方割合
こうろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あのしなやかなる黒髪引詰(ひきつめ)に結うて、腸(はらわた)見えたるぼろ畳の上に、香露(こうろ)凝(こ)る半(なかば)に璧(たま)尚(なお)輭(やわらか)な細軟(きゃしゃ)な身体(からだ)を厭(いと)いもせず、なよやかにおとなしく坐(すわ)りて居(い)る事か、人情なしの七蔵め
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ところで、この仙境は、その日とつぜん、眼をさましたように、一山の鐘台(しょうだい)から鐘の音をゆり起した。木々は香露(こうろ)をふりこぼし、園の仙鶴は羽バタき、全山の禽獣(きんじゅう)も、一せいに驚き啼いた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)