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引詰
ふりがな文庫
“引詰”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひッつ
50.0%
ひっつ
25.0%
ひきつ
8.3%
ひきつめ
8.3%
ひっつめ
8.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひッつ
(逆引き)
眉のやや濃い、
生際
(
はえぎわ
)
の
可
(
い
)
い、洗い髪を
引詰
(
ひッつ
)
めた
総髪
(
そうがみ
)
の
銀杏返
(
いちょうがえ
)
しに、すっきりと櫛の歯が通って、柳に雨の
艶
(
つや
)
の涼しさ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引詰(ひッつ)の例文をもっと
(6作品)
見る
ひっつ
(逆引き)
「後ろを
引詰
(
ひっつ
)
め、たぼは上の方へあげて水髪にふつくりと少し出し」た姿は、「
他所
(
よそ
)
へ出してもあたま
許
(
ばか
)
りで辰巳仕入と見えたり」と『
船頭深話
(
せんどうしんわ
)
』はいっている。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
引詰(ひっつ)の例文をもっと
(3作品)
見る
ひきつ
(逆引き)
先着の
伴牛
(
ともうし
)
はしきりに友を呼んで鳴いている。わが引いている牛もそれに応じて一声高く鳴いた。自分は夢から
覚
(
さ
)
めた
心地
(
ここち
)
になって、覚えず手に持った鼻綱を
引詰
(
ひきつ
)
めた。
水害雑録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
引詰(ひきつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
ひきつめ
(逆引き)
あのしなやかなる黒髪
引詰
(
ひきつめ
)
に結うて、
腸
(
はらわた
)
見えたるぼろ畳の上に、
香露
(
こうろ
)
凝
(
こ
)
る
半
(
なかば
)
に
璧
(
たま
)
尚
(
なお
)
輭
(
やわらか
)
な
細軟
(
きゃしゃ
)
な
身体
(
からだ
)
を
厭
(
いと
)
いもせず、なよやかにおとなしく
坐
(
すわ
)
りて
居
(
い
)
る事か、人情なしの七蔵め
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
引詰(ひきつめ)の例文をもっと
(1作品)
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ひっつめ
(逆引き)
引詰
(
ひっつめ
)
に結っているので妙な工合に眼が釣るし上り、一層意地悪そうに見える。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
引詰(ひっつめ)の例文をもっと
(1作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
詰
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引詰”のふりがなが多い著者
九鬼周造
二葉亭四迷
三遊亭円朝
伊藤左千夫
泉鏡花
徳田秋声
幸田露伴
久生十蘭