“万笈堂”の読み方と例文
読み方割合
まんきふだう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棭斎はこれを万笈堂まんきふだうに獲た。これは亨和中の事であつた。此年癸未に蘭軒は関定能せきさだよしと云ふものをして装釘せしめて、自らこれに跋した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
八月十二日に蘭軒は岸本由豆流きしもとゆづる請待しやうだいせられて、墨田川の舟遊をした。相客は余語古庵よごこあん万笈堂まんきふだう主人とであつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)