“追行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おひゆく50.0%
つゐかう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はなれて追行おひゆく折柄をりから火附盜賊改ひつけたうぞくあらための組與力くみよりき笠原粂之進と云者手先兩人を引連ひきつれて今此所を通り掛りけるが文右衞門拔身ぬきみを振て久兵衞を追駈おひかけ行を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
喜内は待てと呼止よびとめなんぢ追行おひゆくとも最早もはや時刻じこくも移りたれば其甲斐有るまじ汝其志操こゝろざしあらばお花に廻りあひし上わが無念を晴しくれよと云うを此世の名殘にて廿八歳を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
渠の國家人生論はそこに立つてゐる。そして、日本中心説も、陽根本位論も心熱を刹那主義的に追行つゐかうしさへすれば、義雄の立脚地にぴツたり合致して來るのである。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)