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『童子』
ふりがな文庫
『
童子
(
どうじ
)
』
母親に脚気があるので母乳はいっさい飲まさぬことにした。脂肪の多い妻は生ぬるい白い乳をしぼっては、張ってくると肩が凝ってならないと言って、陶物にしぼり込んでは棄てていた。少しくらいなら飲ませてもよいと云う樋口さんの説ではあったが、私はそれに反 …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1922(大正11)年10月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間5分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間49分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
累
(
たま
)
支
(
さしつか
)
寂
(
ひっ
)
定
(
ぎ
)
将来
(
すえ
)
危
(
あ
)
円
(
ま
)
呆
(
ぼん
)
妹
(
これ
)
孰
(
どち
)
解
(
わ
)
一
(
いっ
)
冷
(
ひやや
)
家人
(
うちのひと
)
帰
(
か
)
仰
(
おっしゃ
)
偸
(
ぬすみ
)
告
(
い
)
微笑
(
わら
)
湿
(
し
)
為
(
す
)
与
(
や
)
何
(
な
)
先
(
さ
)
冒
(
ひ
)
寛
(
ひろ
)
拉
(
つ
)
煩
(
うる
)
稚
(
おさ
)
窃
(
そっ
)
仕出
(
しだ
)
凍
(
こお
)
啖
(
たん
)
執念
(
しつこ
)
大
(
だい
)
好
(
す
)
悒
(
うっ
)
最
(
もっとも
)
泥濘
(
ぬか
)
牴牾
(
もど
)
羞
(
はずか
)
腐
(
くた
)
舐
(
しゃぶ
)
跪座
(
あぐら
)
一
(
ひ
)
二
(
ふ
)
交
(
かわ
)
佇
(
た
)
使
(
つかい
)
全
(
まる
)
凝
(
じっ
)
吻
(
ほ
)
呈
(
あ
)
執拗
(
しつこ
)
大事
(
おおごと
)
定
(
きま
)
弄品
(
もちゃ
)
怎
(
ど
)
憔悴
(
やつ
)
憩
(
やす
)
明
(
あか
)
晩
(
おそ
)
曾
(
か
)
毮
(
も
)
滴
(
た
)
砕
(
こわ
)
襯衣
(
しゃつ
)
跼
(
しゃが
)
蹠
(
あしうら
)
躊躇
(
ためら
)
辛
(
から
)
逡巡
(
ためら
)
逸
(
そ
)
銜
(
ふく
)
馳
(
か
)
馴染
(
なじ
)
鵞
(
がちょう
)
不良
(
わる
)
了
(
しま
)
仄白
(
ほのじろ
)
仕草
(
しぐさ
)
何処
(
どこ
)
何時
(
いつ
)
俯向
(
うつむ
)
先
(
ま
)
入
(
い
)
其処
(
そこ
)
円
(
まる
)
凋
(
しぼ
)
凍
(
い
)
利
(
き
)
剥
(
は
)
剰余
(
あまり
)
劇
(
はげ
)
勿論
(
もちろん
)
卑怯
(
ひきょう
)
却
(
かえ
)
口惜
(
くや
)
吃
(
ども
)
吻
(
ほっ
)