“慳貪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんどん97.2%
むさぼり2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物言ふは用事のある時慳貪けんどんに申つけられるばかり、朝起まして機嫌をきけば不圖脇を向ひて庭の草花を態とらしき褒め詞
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
即ち慳貪けんどんそばから来たものであって、慳貪とは、吝嗇けちの事、引いては安直という意味になり、つまり御手軽に安直に食べられるそばの事である。
新古細句銀座通 (新字新仮名) / 岸田劉生(著)
すなわち淫行、窃盗ぬすみ、殺人、姦淫かんいん慳貪むさぼり邪曲よこしま詭計たばかり、好色、嫉妬ねたみ誹謗そしり傲慢ごうまん、愚痴など、すべてこれらの悪しきことは内より出でて人を汚す。