“むさぼり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
貪婪16.7%
慳貪16.7%
貪慾16.7%
貪焚16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むさぼりの心を悔いてうちあへ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
是故にわれ罪を淨めんとてかの貪婪むさぼりのために歎く民の間にありきとも、これと反するとがのゆゑにこそこの事我に臨めるなれ。 五二—五四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
貪婪むさぼりの爲すところのことは我等悔いし魂の罪を淨むるさまにあらはる、そも/\この山にこれよりにがき罰はなし 一一五—一一七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
すなわち淫行、窃盗ぬすみ、殺人、姦淫かんいん慳貪むさぼり邪曲よこしま詭計たばかり、好色、嫉妬ねたみ誹謗そしり傲慢ごうまん、愚痴など、すべてこれらの悪しきことは内より出でて人を汚す。
あゝ貪慾むさぼりよ、汝わが血族ちすぢを汝の許にひきてこれに己が肉をさへ顧みざらしめしほどなれば、このうへ何をなすべきや 八二—八四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そは汝も汝の父も貪焚むさぼりのためにかの地にめられ、帝國の園をその荒るゝにまかせたればなり 一〇三—一〇五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)