“どんらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貪婪97.6%
曇鸞1.2%
貪焚1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しるの多い芳しい果実を舌が喜ぶように、人の眼は色彩を喜ぶ。その新しい御馳走ごちそうの上へ、クリストフは貪婪どんらんな食欲で飛びついていった。
支那でも浄土の法門を述べる人師は多いけれども、法然は唐宋二代の高僧伝の中から曇鸞どんらん道綽どうしゃく善導ぜんどう懐感えかん少康しょうこうの五師を抜き出でて一宗の相承をたてた。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
木の葉は——青桐の廣葉ひろはは、獅子がたてがみをふつてゐるやうに、葉を立てて、バリバリと、貪焚どんらんに、雨にぶつかつてゐる。
夏の夜 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)