“たんらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貪婪88.9%
淡藍11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王公諸臣多く山沢を占めて耕種を事とせず、きそつて貪婪たんらんを懐き空しく地利を妨ぐ。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
その歡喜に見ひらかれた眼には、肉感や淫猥を拔け出た貪婪たんらんさが溢れてゐた。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
この報告によるに、かつてベッセルは夜間エルベ河に舟を浮かべる際、一部分水が氾濫はんらんした傍らの低地において、淡藍たんらん色を帯ぶるあまた小形の炎を見た。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
しかし、物体に触れてもこれを焼くことなく、ほとんど感じ得るほどの熱をだにもたぬようだ。色は通常淡藍たんらんだが、黄、紫、青等のものもあり、まれには純白のものもある。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)