“善導”の読み方と例文

読み方	割合
ぜんどう	100.0%

ぜんどう

（一気に強く）弥陀（みだ）の本願まことにおわしまさば、釈尊（しゃくそん）の教説虚言ではありますまい。釈尊の教説虚言ならずば、善導（ぜんどう）の御釈偽りでございますまい。

出家とその弟子 (新字新仮名) ／ 倉田百三(著)

支那でも浄土の法門を述べる人師は多いけれども、法然は唐宋二代の高僧伝の中から曇鸞（どんらん）、道綽（どうしゃく）、善導（ぜんどう）、懐感（えかん）、少康（しょうこう）の五師を抜き出でて一宗の相承をたてた。

法然行伝 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)

“善導”の意味

《名詞》
善導（ぜんどう）

善い方向へ教え導くこと。
(出典:Wiktionary)

“善導”の解説

善導（ぜんどう、Shàndăo）は、中国浄土教（中国浄土宗）の僧。「称名念仏」を中心とする浄土思想を確立する。姓は朱氏。「終南大師」、「光明寺の和尚」とも呼ばれる。善導の伝記は大藏経 雑蔵 史伝部『往生西方浄土瑞応刪伝』、『続高僧伝』第27巻 「会通伝」、『仏祖統記』の巻26、巻27等にみえる。
浄土宗では、「浄土五祖」の第三祖とされる。
浄土真宗では、七高僧の第五祖とされ「善導大師」・「善導和尚」と尊称される。
同時代の人物には、『三論玄義』の著者で三論宗を大成させた吉蔵や、訳経僧で三蔵法師の1人である玄奘がいる。
(出典:Wikipedia)

善	常用漢字 小６ 部首:⼝ 12画
導	常用漢字 小５ 部首:⼨ 15画