“むさぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ムサボ
語句割合
99.0%
0.7%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は昨夜の、頭のしびれるような酔い心地を物うく思い出していた。頽廃におもむく瞬間の快よい戦慄を、私はむさぼるように欲望した。
風宴 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
私はそれをむさぼるように読んでしまうと、すぐ何でもないようにそれをそのまま打棄てて置いた。
かげろうの日記 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
二十五年第四高等中学校教授ニ任ゼラレ、以テ今ニ至ル。余ヤ菲才ひさい浅学ニシテ府県ニ文部省ニ奉職シ育英ノ任ニむさぼリ、尺寸せきすんノ功ナク、常ニソノ職ヲむなシクセシコトヲはずのみ
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)