“貪慾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どんよく95.7%
たんよく2.2%
むさぼり2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自然の前でも後ろでもいい、要は常に鋭き感性とその貪慾どんよくを以て、画家は、素晴らしい仕事をさえやってのければそれが万事である。
油絵新技法 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
百戦孤城力支へず 飄零いずれの処か生涯を寄せん 連城且擁す三州の地 一旅俄に開く十匹の基ひ 霊鴿れいこう書を伝ふ約あるが如し 神竜海をみだす時無かる可けん 笑ふ他の豎子じゆし貪慾たんよくたくましふするを
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
あゝ貪慾むさぼりよ、汝わが血族ちすぢを汝の許にひきてこれに己が肉をさへ顧みざらしめしほどなれば、このうへ何をなすべきや 八二—八四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)