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盗
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ぬすみ
ふりがな文庫
“
盗
(
ぬすみ
)” の例文
旧字:
盜
しかし貧乏人に人間の義務といふものを教へて
遣
(
や
)
つたり暮しの立つ様に家業を見つけてやつたりして、貧に迫られて、
盗
(
ぬすみ
)
をしない様に世話をしてやれば
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
生きて行くことが出来る丈の手当すら与へないで、仕事は一人前を
吩付
(
いひつ
)
けると云ふのは、隙さへあつたら
盗
(
ぬすみ
)
でも
騙
(
かたり
)
でもして命を
維
(
つな
)
げと云ふにひとしいとも云ひ得る。
公判
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
家禄はありながらかくなり
行
(
ゆく
)
は、
穀潰
(
ごくつぶ
)
しとも
知行
(
ちぎょう
)
盗
(
ぬすみ
)
ともいうべし。(『太平絵詞』)
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
といった。お辰というのは、
後
(
のち
)
盗
(
ぬすみ
)
をして捕えられた旗本
青木弥太郎
(
あおきやたろう
)
の
妾
(
しょう
)
である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
物忘れする子なりともいい、白痴なりともいい、不潔なりともいい、
盗
(
ぬすみ
)
すともいう、口実はさまざまなれどこの童を乞食の
境
(
さかい
)
に落としつくし人情の世界のそとに葬りし結果はひとつなりき。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
「安心しな、姉さん、心に罪があっても大事はない。私が許す、小山由之助だ、大審院の判事が許して、その証拠に、
盗
(
ぬすみ
)
をしたいと思ったお前と一所になろう。婆さん、
媒妁人
(
なこうど
)
は頼んだよ。」
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あすは他人が
盗
(
ぬすみ
)
をします。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
盗
常用漢字
中学
部首:⽫
11画
“盗”を含む語句
盗賊
盗人
窃盗
強盗
剽盗
竊盗
偸盗
大盗
大盗人
盗心
盗人猫
物盗
盗棒
盗坊
小盗人
盗児
夜盗
盗難
盗人根性
盗聴
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