“小盗人”のいろいろな読み方と例文
旧字:小盜人
読み方割合
こぬすっと80.0%
こぬすびと20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さては、あのがんりきの百とやらの小盗人こぬすっとめにねらわれて、つきまとわれる煩わしさからのがれようためか。
おれたち兄弟の手に落ちた梁山泊の廻し者、時遷じせんという蝙蝠面こうもりづらをした小盗人こぬすっとを、返してよこせというのだろうが。どうしておめおめ返せるものか。梁山泊はわが祝家荘しゅくかそうの敵国だ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おぬしは、おかしらに付き添うていればよい。十郎の始末は、小盗人こぬすびとでたくさんじゃ。」と、あざけるように言い放った。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
が、小盗人こぬすびとはもちろんそんな事は、気にとめない。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)