“ちゅうとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
偸盗50.0%
柱頭12.5%
中等12.5%
中唐6.3%
中東6.3%
誅刀6.3%
誅討6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分達の常識で正鵠せいこくな判断は致し難いが、土匪は、馬賊に倍する残虐と、偸盗ちゅうとう、殺戮をほしいままにすることで知られて居る。
華表かひょう 柱頭ちゅうとう 千歳せんざいのち
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
町の雑貨商店ざっかしょうてん金物店かなものてん息子むすこたち、夏やすみで帰ったあちこちの中等ちゅうとう学校の生徒せいと、それからひるやすみの製板せいばんの人たちなどが、あるいははだかになって二人、三人ずつそのまっ白な岩にすわったり
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
穆家ぼくけの美しい末娘が琵琶びわをかかえて、この地方の名所、潯陽江じんようこうのゆかりにちなみ、かの中唐ちゅうとうの詩人白楽天はくらくてんがそこの司馬しば左遷させんされたときに作ったという“琵琶行びわこう”を聴かせてくれたことである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四条中東ちゅうとうの京の端、鴨川かもがわの流近く瀬鳴せなりの音が、手に取って聞えるような茶屋宗清むねせいの大広間で、万太夫座の弥生狂言の顔つなぎの宴が開かれていた。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「無用な問いはもう止め給え。願わくは、速やかに軍法にてらして、陳宮に誅刀ちゅうとうを加えられよ。——これ以上、生くるははじのみだ」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
祖訓にわく、ちょうに正臣無く、内に奸逆かんぎゃくあれば、必ず兵を挙げて誅討ちゅうとうし、もって君側の悪を清めよと。こゝになんじ将士を率いて之を誅せんとす。罪人既に得ば、周公の成王せいおうたすくるにのっとらん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)