“琵琶行”の読み方と例文
読み方割合
びわこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの白楽天の琵琶行びわこうの話を湓江ぼんこうの湖上に聞くような気持にとらわれていて、そのかんは無心な燈火ともしびさえうっとりとしているのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
隴西ろうせい李白りはく襄陽じょうよう杜甫とほが出て、天下の能事を尽した後に太原たいげん白居易はくきょいいで起って、古今の人情を曲尽きょくじんし、長恨歌ちょうこんか琵琶行びわこうは戸ごとにそらんぜられた。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「まあ初めは古人の作からはじめて、追々おいおいは同人の創作なんかもやるつもりです」「古人の作というと白楽天はくらくてん琵琶行びわこうのようなものででもあるんですか」「いいえ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)